2/26 食いしん坊
2月が終わる。
せっかく伸ばした枝をふいにするのが嫌で、どうにか伸ばしたまま、あわよくば葉をつけてさらに大きく!と、そんな願いをカタチにするために奮闘する毎日。
言葉は記さないとどんどん出なくなってくる。
学生時代、どうしてあんなに毎日したためることがあったのだろう、と不思議なくらい。
うんと大きく、うんと経験も積んだはずなのに。いまじゃ日に3行残すのにも「うーん」と唸ってしまう。
間違えたくないから、かな。
意味も理解しないままに好きな洋楽がある。
意味なんかなくても「好き」と思うものが世の中にあるのだから、いいじゃない、なんて自分に声をかける。
こんなものだろう、と踏んでいたものが予想を遥かにこえてくることもあって。
昨日訪れたごはん屋さんが、まさにまさにのクリーンヒットだった。
わたしたちは、こだわりのない食いしん坊だから、ほどよい距離感でお酒のあれこれや食材のあれこれを説明してくれるお店がとても好き。
湘南ゴールドのとびっきりの甘さや、花ワサビのじゃきっとした食感、脂がたっぷりのった鮭と新たまねぎの甘さ。
きりっとした日本酒がそそがれるちいさなお猪口は、どれもお祭りのヨーヨーみたいで、見ているだけでわくわくした。
罪悪感に見ないふりをして、シメにラーメンを食べる。
ふわふわとした身体をぼふっとベッドに沈ませて、話している最中に眠りに落ちちゃうような日々が、この先ずっと続く幸せを感じながら明日を迎える。
こんな、なんてことない文章だっていいじゃない。